あたなの子犬、どうやってしつけたらいいのか迷っていませんか?
「しつけはいつから?」
「何から教えるのが正解?」
そんな悩みを持つ飼い主さんはとても多いです。
この記事では、子犬のしつけの順番をステップ形式で丁寧に解説します。
しつけを始めるベストなタイミングや、信頼関係の築き方、そして実践すべきしつけの順番を、やさしく・わかりやすくまとめました。
この記事を読めば、明日から何をどう教えればいいのかが、ハッキリとわかりますよ。
未来のあなたと子犬が、もっと笑顔で暮らせるように。
ぜひ最後まで読んで、楽しいしつけ生活のヒントをつかんでくださいね!
子犬のしつけはいつから?最適な始め方と順番を解説
子犬のしつけはいつから?最適な始め方と順番について詳しく解説します。
① 生後いつからしつけを始めるべき?
子犬のしつけを始める最適なタイミングは、生後2〜3ヵ月頃からです。
この時期は「社会化期」と呼ばれ、好奇心が旺盛で新しいことを柔軟に受け入れやすい時期です。
この社会化期にしっかりとしつけを行っておくと、その後の生活がスムーズになります。

ただし、生まれてすぐの子犬は脳や神経が未発達なため、あまりに早い時期に無理にしつけを始めるのは逆効果になることもあります。
焦らず、愛犬の様子を観察しながら、少しずつしつけを取り入れていきましょう。
私も実際に2ヵ月の頃から名前とトイレのしつけを始めましたが、最初はまったく反応がなかったものの、1週間ほどでしっかり覚えてくれたのを覚えていますよ!
② 社会化期とは?しつけに最適な理由
社会化期とは、犬が生後3週間〜3ヵ月ごろに迎える、とても重要な成長期間のこと。
この時期は、ほかの犬や人間、物音や環境などあらゆる刺激に慣れやすく、学習能力も高いのが特徴です。
例えば、他の犬と遊んだり、抱っこして外の景色を見せたり、掃除機やインターホンの音に慣れさせたりするのにぴったりのタイミングです。
社会化が不足すると、成犬になってから他の犬や人に吠えたり、物音に過剰に反応してしまう可能性があります。
将来の問題行動を防ぐためにも、この社会化期はしつけを始めるベストチャンスと言えるんです。
③ 最初に必要なのは信頼関係づくり
今日からいよいよ、しつけを始めようと思うんだけど、まず何から始めたらいいかな?
まずは『この人は安心できる』って思ってもらうことが一番大切だよ。信頼関係ができてからじゃないと、しつけなんてうまくいかないからね。
しつけを始める前にまず必要なのが、飼い主との信頼関係です。
信頼関係が築けていないと、どれだけ丁寧にしつけをしても、子犬はなかなか聞き入れてくれません。
毎日のスキンシップややさしい声掛け、ごはんや遊びの時間を通して「この人は安心できる存在だ」と思ってもらうことが大切です。
信頼関係ができると、目を見て話を聞いてくれるようになったり、名前を呼んだらすぐに来てくれるようになったりと、すべてのしつけがスムーズに進みますよ!
ただし、甘やかしすぎると主従関係が崩れてしまうので、愛情とルールのバランスをしっかりとることが重要です。
④ 子犬の性格や犬種で変わるタイミング
しつけを始める時期や進め方は、犬の性格や犬種によっても異なります。
たとえば、トイプードルやシェルティーのように賢く覚えが早い犬種もいれば、マイペースでじっくり型の柴犬のような犬もいます。
また、元気いっぱいの子と慎重派の子でも、適切なしつけ方法やタイミングが変わってきます。
大切なのは「その子に合ったペースで進めること」。
周りと比べて焦る必要はありません。
うちの子も最初は臆病で、人に慣れるのに時間がかかりましたが、ゆっくりと社会性を育てたことで今では人懐っこい性格になっていますよ〜!
犬のしつけ順番はこれ!基本の7ステップ
子犬のしつけ順番はこれ!基本の7ステップをご紹介します。

① 名前を覚えさせる
しつけの最初のステップは、名前を覚えさせることです。
名前を覚えると、呼びかけに反応したり、アイコンタクトが取れるようになります。
これはすべてのしつけの基礎になる、とっても大事なポイントです。
教え方はシンプルで、「名前を呼ぶ→こっちを向く→すぐ褒める(またはご褒美)」を繰り返すだけ。
このとき注意したいのが、怒るときに名前を呼ばないことです。
名前=嫌なこと、と覚えてしまうと、今後のしつけ全体に支障が出てしまいます。
また、家族みんなで呼び名を統一するのも大切ですよ!
「○○ちゃん」「○○くん」「あだ名」などが混在すると、混乱しちゃいますからね〜。
② アイコンタクトを習慣化する
次に覚えてほしいのが「アイコンタクト」。
これは、飼い主の目を見ることを習慣にしてもらうしつけです。
名前を呼んで、目が合ったら褒める(おやつをあげる)ことで、「目を見る=良いことがある」と覚えさせます。
具体的には、まず愛犬の目の前におやつを持ってきて、飼い主の顔の前に移動させます。
目が合った瞬間に「○○!」と名前を呼びつつ、すぐに褒めるのがコツ!
このしつけができると、外出中でも「待って」「ダメ」などの指示が通りやすくなります。
私も散歩中、道に落ちている物を食べそうになった時に、アイコンタクトのおかげで「ダメ!」が効いた経験があるんですよ〜。
③ トイレトレーニングをする
子犬のしつけで最重要とも言えるのが、トイレトレーニングです。
ここをクリアしないと、日常生活が大変になっちゃいます…!
まずはケージ内に寝床とトイレを分けて用意しましょう。
次に、「トイレサイン」に注目!
- 床のニオイを嗅ぐ
- そわそわする
- くるくる回る
- しゃがむ
こんな様子が見られたら、すぐトイレに誘導します。
上手にできたらすぐに褒めてあげてくださいね。
タイミング | トイレに連れていくと◎ |
---|---|
起きた直後 | ○ |
ごはんのあと | ○ |
遊び終わり | ○ |
失敗しても絶対に叱らないこと!
失敗=悪いことと覚えると、排泄を我慢したり、隠れてするようになることもあります。
私の経験でも、「失敗しても静かに片付けて、成功したときだけ思いっきり褒める!」が一番効果ありましたよ~!
④ ボディコントロールに慣れさせる
ねぇ、この前動物病院で先生が言ってたんだけど、子犬の頃から体を触られる練習をしておくのが大切らしいよ。
え、そうなの?うちは怖がって触らせてくれないんだけど、どうすればいいんだろう…。
まずは無理のない、背中とかから少しずつ触って、慣れてきたら足とか口とかに挑戦していくといいんだって!
犬は本来、体を触られるのが苦手な子が多いです。
でも将来、トリミング・病院・歯磨きなどでどうしても体に触れる必要が出てきますよね。
だから、子犬の頃からボディコントロール(触れられることに慣れる練習)をしておくのが超重要なんです。
まずは、背中や首まわりなど、触られても嫌がりにくいところから始めましょう。
慣れてきたら、耳・足・口・しっぽへと徐々にステップアップ。
この時も「触る→嫌がらない→褒める→ご褒美」の流れを繰り返します。
慌てずに毎日コツコツやるのがポイント!
うちの子は最初、足を触られるのをすごく嫌がっていたんですが、1ヵ月くらい続けたら完全に慣れてくれましたよ。
⑤ 基本のコマンドを教える(おすわり・まて など)
続いては、「コマンドトレーニング」。
これは飼い主の指示で、子犬の行動をコントロールするためのしつけです。
主に以下のような基本コマンドがあります。
コマンド | 意味 |
---|---|
おすわり | 落ち着かせる |
まて | 動きを止める |
ふせ | さらにリラックス |
おいで | 呼び戻し |
よし | 許可 |
ダメ | 禁止 |
ハウス | クレートに入る |
教える順番としては、「おすわり → まて → ふせ → おいで」がベーシックです。
おやつを使って誘導しながら、成功したらすぐに褒めるのがコツ。
慣れてきたら外でもできるようにしていきましょう!
私は「おすわり」ができるようになったとき、なんだか感動して思わず写真を撮っちゃいました(笑)
⑥ 留守番の練習をする
子犬が家に慣れてきたら、次に教えたいのが「留守番トレーニング」。
犬は本来、群れで生きる動物なので、ひとりでいるのが苦手なんですよね。
でも、留守番ができないと飼い主の生活にも支障が出ちゃいます。
最初は10秒~30秒など、超短時間からスタートするのがおすすめ。
1人になっても吠えたり暴れたりしなかったら、戻ってきて褒めてあげます。
この時、飼い主が出かけるときも帰ってきたときも、感情を抑えてサラッとが基本です。
うちの子は知育トイにおやつを入れておくと、夢中になって気づいたら30分も静かにしてました(笑)
⑦ 社会性を身につけさせる
最後のステップは「社会化トレーニング」。
これは、他の犬・人・音・物に慣れるしつけのこと。
この社会性が身についていないと、将来吠え癖や噛み癖などの問題行動につながってしまうことも…。
最初は、抱っこして外の景色を見せたり、近所の人にあいさつしてもらったり。
パピーパーティーやドッグランに行くのも効果的ですよ。
方法 | 目的 |
---|---|
抱っこ散歩 | 外の世界に慣れさせる |
他の犬と遊ぶ | 社会的ルール(加減)を学ぶ |
生活音を聞かせる | 音に対する耐性をつける |
無理に慣れさせようとすると逆効果なので、徐々に少しずつ慣れさせていきましょうね!
子犬のしつけでやってはいけないNG行動とは?
子犬のしつけでやってはいけないNG行動について、具体的に解説していきます。
① 叱る・怒鳴る・罰を与える
ねえ、昨日トイレを失敗しちゃったから、思わず大きな声で『ダメ!』って怒っちゃったんだけど、やっぱり良くないのかな?
子犬はまだ失敗と成功の区別がついていないから、怒鳴っても逆効果になっちゃうんだ。むしろ、できた時に褒めてあげる方がずっと効果的だよ。
しつけで一番やってはいけないのが、「叱る」「怒鳴る」「体罰を与える」といった行為です。
特に子犬のうちは、何が正しい行動で何がダメなのかをまだ理解できていません。
そこに怒鳴ったり、たたいたりしてしまうと、「人間=怖い存在」「叱られる=嫌なことが起きる」と覚えてしまい、信頼関係が崩れてしまいます。
たとえば、トイレを失敗したときに怒鳴ったら、次からは「排泄すること自体=悪いこと」と認識して、隠れてするようになってしまうこともあります。
大切なのは、「できたことをその場でしっかり褒める」こと。
怒るのではなく、正しい行動を覚えさせていくという姿勢が重要なんです。
私も最初の頃、うまくいかなくてついイライラしそうになったことがありますが、深呼吸して気持ちをリセットすることを心がけてました(笑)
② コマンドの言い方がバラバラ
家族が複数いる場合に起こりやすいのが、「コマンドの言い方がバラバラ」問題。
たとえば…
- パパは「おすわり」
- ママは「座って」
- 子どもは「シット!」
…なんてことになっていたら、犬は混乱してしまって何が正しいのかわかりません。
犬は言葉の意味よりも、**音の響き(音声)**で指示を覚える動物。
だから、家族全員で使うコマンドは統一しておくことがとっても大切です。
おすすめは、1つの言葉を短くシンプルにすること。
「まって」や「おいで」「ふせ」など、日本語でOKですが、必ず統一しましょう!
我が家では、家族会議をしてコマンド表を作ったら、しつけが一気にスムーズになりましたよ~!
③ 甘やかしすぎて主導権を渡す
可愛いからといって、子犬の要求にすべて応えてしまっていませんか?
「もっと遊びたい!」
「抱っこして!」
「ごはんちょうだい!」
と鳴くたびにすぐ応じていると、犬が「自分がリーダー」と勘違いしてしまう恐れがあります。
これは「主導権を渡してしまう」状態で、成犬になったときに指示を聞かない・ワガママ・問題行動が多いなどの原因になります。
信頼関係と同時に、ルールとメリハリのある生活がとっても重要。
- ごはんの時間を決める
- おねだりにはすぐ応じない
- 「まて」ができたらご褒美
といった形で、飼い主が主導権を持って接するようにしましょう。
甘やかしと愛情は違うんですよね〜!私も最初は抱っこしすぎて甘えん坊になっちゃったことがあります(笑)
④ 長時間しつけを続ける
子犬の集中力はせいぜい5分程度。
それ以上続けてもしつけ効果は下がるどころか、ストレスがたまって逆効果になることもあります。
とくに毎日長時間ダラダラとしつけを繰り返すと、犬にとっては「嫌な時間」になってしまいます。
ポイントは、短く・楽しく・何度も繰り返すこと!
1回のしつけは3〜5分以内にして、1日に数回に分けて行うのがおすすめです。
たとえば、
- 朝ごはん前に「おすわり」
- 散歩前に「まて」
- 夜寝る前に「ハウス」
など、日常生活に組み込んでいくと無理なく続けられますよ。
我が家でも「1日10分×2回だけ」と決めていたら、犬も楽しんでしつけに取り組んでくれるようになりました!
子犬のしつけに役立つ便利グッズ&環境づくり
子犬のしつけに役立つ便利グッズ&環境づくりについて紹介します。

① ご褒美用おやつの選び方
しつけの成功には「褒める+ご褒美」のセットが欠かせません。
とくに子犬のうちは、言葉だけよりもおやつでの報酬が効果バツグン!
でも、どんなおやつでもいいというわけではありません。
子犬に使うおやつは以下のような条件が理想です👇
条件 | 理由 |
---|---|
一口サイズ | すぐ食べきれる(集中が切れにくい) |
カロリー控えめ | しつけ中は頻繁に使うから太りやすい |
匂いが強め | 注意を引きやすい |
手が汚れにくい | 繰り返し使うので扱いやすい |
我が家では「チーズ系」や「ささみ系」が大好評でした〜!
また、ボディコントロールやコマンド練習などは、ご褒美なしでは集中力が続かないことも多いので、準備は必須ですよ!
② ケージ・クレートの活用方法
「ケージ」や「クレート」は、しつけの強い味方。
特に以下のようなときに効果を発揮します。
- トイレトレーニング(スペースを区切れる)
- ハウストレーニング(落ち着ける場所)
- 留守番(安心できる安全地帯)
ポイントは、クレートを罰の場所”ではなく“安心の場所として覚えさせること。
クレートに入ったら褒める、ごはんを中で食べさせる、好きなおもちゃを置く…など、ポジティブな印象づけをしてあげてください。
うちの子も、クレートに自分から入るようになったときは感動しましたよ~!
③ 知育トイで留守番トレーニング
「知育トイ」ってご存じですか?
中におやつを入れて、犬が頭を使って取り出すタイプのおもちゃのことです。
これは、留守番やクレートトレーニングにめちゃくちゃ役立ちます!
メリットは以下の通り👇
- 退屈しのぎになる
- 集中力がつく
- 無駄吠え防止になる
- ストレス発散になる
代表的なものに「コング」や「ノーズワークマット」などがあります。
初めて与えるときは、様子を見て誤飲しないかチェックするのを忘れずに!
我が家ではおやつ入りコングをあげたら、あっという間に30分黙々と遊んでました(笑)
④ ハウストレーニングのすすめ
「ハウストレーニング」とは、クレートやケージを自分の安心できる場所として覚えさせること。
これは、「留守番」「災害時の避難」「病院やトリミングの待機」など、様々なシーンで役立ちます。
やり方はシンプル!
- クレートにおやつを置いて誘導
- 自分から入ったら静かに褒める
- 慣れてきたら扉を閉める練習をスタート
- 閉じ込めるのではなく、“安心スペース”として教える
特に災害が多い日本では、クレートに入って落ち着ける能力は命を守るためにも重要です。
うちの子も、今では「ハウス!」でぴょんと入るようになりました。寝るときも中でスヤスヤですよ~!
まとめ
子犬のしつけは、生後2〜3ヵ月の「社会化期」から始めるのが理想です。
まずは名前やアイコンタクトからスタートし、トイレトレーニングやボディコントロール、基本のコマンドなどを順番に教えていきましょう。
しつけの基本は、「叱らずに褒める」ことと「信頼関係を築く」こと。
怒ったり、長時間しつけを続けたりするのは逆効果になることもあるため注意が必要です。
また、ご褒美のおやつやケージ・知育トイなどの便利グッズを活用することで、よりスムーズにしつけが進みます。
子犬との暮らしをより楽しく、安心して送るために、今からできることを少しずつ始めていきましょう。
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